定期点検中ってちょっとは安全なの??
- Day:2011.11.29 23:23
- Cat:Liberal arts
ざっとTwitterで走り書きしたので、忘れないようにこっちにも覚え書き。
まだちゃんと事実関係を調べれてないので、後日また考える。
---以下転載---
原発の定期点検で来年春には全ての原子炉が止まるとか言ってるんだけど、
実際には事故のリスクは運転中と比べてほとんど下がってないんじゃないの?
定期点検中の原子炉って、制御棒が入って核分裂が止まって、
だけど核燃料は崩壊熱を出し続けていて、
冷却し続けてる状態だと理解してるんだけど、
それって福1で地震直後に制御棒が入って核分裂は止まった
っていう状態と同じじゃないのかな?
実際にその後の津波で全電源喪失して事故は起こったんだよ。
とういことは福1のような事故が起こる危険性は、
運転中と定期点検中でほとんど変わらないのではないか。
もしそうだとすると、現在多くの原子炉が定期点検に入り、
また来年春には全ての原子炉が定期点検に入る、
あるいは再稼働する/しないで睨み合いを続ける
この状態を脱原発の立場からどう評価するか。
少なくともそう望ましい状況とは言えないのではないか。
つまり「再稼働を認めない」態度が原発事故のリスク軽減にほとんど資さないとすると、
脱原発にとって他にどのような戦略的価値があるのか?
例えばもし仮に「再稼働は永久に認められない」という世論が運動の結果成立したとして、
それは事業者側に「廃炉やむなし」の比較的早期の判断を促す可能性があるか。
もし睨み合いが長期に渡る場合、その間実質上、事故のリスクを放置することになりはしないか?
また例えば、再稼働を取り引き材料に使う戦略はあり得ないか。
再稼働を認める代わりに特定の炉(例えば玄海1号機とか)の廃炉を要求するなど。
定期点検はその後も必要なので、その度に要求は第2、第3と継続する。
それだと脱原発と実質上の事故リスク軽減が確実に進むと思われるがどうか。
というかそもそも脱原発運動の内部でそのような戦略的な評価や議論は存在しているのだろうか?