怪我とか手術とか神経とか【写真あり。苦手な人はご注意を。】

これまでもカッターでの傷はちょこちょこ負ってきたけど、
今回ほどの怪我らしい怪我は初めての経験でした。

抜糸も終わって一段落したのでとりあえずこれまでのまとめ。


やってしまったのは2/22(土)の早朝6:30頃。
例によって潮干狩りシーズンの準備で、道具のグリップを削り出してたところ、

_MG_5066.jpg

写真のカッターで左手人差し指の付け根を
ザックリと。
もうね、いまだに骨で刃が止まった感触を覚えてるぐらい。

で、傷を確認する前にというか痛みを感じる前に
もうこれは救急車コースやな、とか判断してた。
出血はビュービュー出るほどじゃなかったけど、3cmぐらいぱっくりと
掌が割れてて、自力で止血できるかどうか怪しかったし。
まあ今考えるとタクシー呼んだり、自分で運転して行くことも出来たかも?とは思うが。
とりあえず傷をグッと押さえてタオルでぐるぐる巻きにして、
もう1本のタオルで手首も締め付けてから119に電話。

救急車の中でいろいろヒアリングとか応急処置をしてもらいながら近くの日赤病院に到着。
当直の先生に傷を見てもらいながら、指は動くのか?とか感覚はあるか?とか調べてから、
しばらく助手(研修医?)の人に傷を押さえてもらってたけどなかなか血が止まらず、
まずは麻酔を打って切れてる動脈を焼いて塞ぐことに。

この時に感覚(触覚)はもう手のひら全体痺れててあまりよくわからなかったのよね。
ちゃんと調べておけばこのあとの回り道をしなくて済んだのかも。どうだろ?
血が止まったら傷口を6針縫って塞いでこの日は終了。

傷はこんな感じで。
(後日くれ外科でもらった防水シートを貼った状態の写真)

_MG_5068.jpg


日赤病院は外来がすごく混むから今後の処置は別の病院で、ということだったので
週が明けて2/25(火)に紹介状を書いてもらってた家の近くのくれ外科に。
やたらフランクな先生にガーゼの付け替えとか防水シートの付け方を教わったり、
抜糸はだいたい来週頭かなあとかひと通り説明を聞いてから、
「人差し指のこのあたりの感覚がないみたいなんですよね〜??」と相談。

あっさりと「あ、そりゃ神経切れてるね」と言われ、
今度は北天神にある溝口外科を紹介されて行くことに。
そこの小島先生というのが福岡の外科の「手」のスペシャリストなのだそう。

翌日の2/26(水)に小島先生に診てもらうと「あー、はいはい」という感じで、
早速手術担当の村田先生のスケジュールを確認して3/6の手術が決まる。
なんというか外科の先生たちの感覚だと人体って「モノ」だね。
まあそういう扱いがいちばん「確実」ってことなんだろうし、
ボク自身も気が楽なので説明を聞いてハイハイと同意。


詳しい症名は「左示指(人差し指)橈側(親指側)指神経断裂」。

このへんの神経の解説はここがわかりやすいかな。

腕の正中神経の先、固有掌側指神経が各指に2本ずつ入ってるんだけど、
人差し指に入ってるうちの親指側の1本をカッターで切ってしまったらしい。
感覚的には人差し指の第2関節より先の親指側ちょうど半分が
麻酔を打たれたみたいに触っても何も感じない。
面白いのは第2関節より根元のほうは(傷より先にあるのに)問題ないこと。
この部分は手の甲側から入ってる別の神経(橈骨神経)が担当してるのだそうだ。
なるほど。
日赤病院で感覚がなくなってはいないように感じたのはこのせいだったか?

というか「自分の体が解剖図の通りになってる」のに妙に感心してしまう。
へ〜。

手術は「神経縫合術」。
要は神経が束になってるその外皮の部分をものすごく細い糸で縫い合わせて繋ぐ手術。
当然30倍ぐらいの手術用顕微鏡を使う。
んで、神経の本体はそれで繋がるわけではなく、繋がった管の中を
1日に1mmぐらいずつ伸びていって、おそらくは3ヶ月ぐらいかかって
皮膚の感覚器官に再度繋がるらしい。(へ〜×5。)
なんか別の生き物みたいね。

しかも何本もある神経繊維が元のルートを辿れるとは限らなくて、
以前とは別の箇所の感覚器官に繋がっちゃうのだが、
もちろん出来るだけ以前と同じ向きで外皮を繋ぐので
そんなにめちゃくちゃなところに繋がるわけではないらしいのだが、
繋がったあとで脳のほうが補正して正しい感覚になるのだそう。(へ〜×10。)

そういうわけで、3/5(水)に入院、翌3/6(木)の午前中に手術。
「開いてみてもし他の腱とか切れてたらついでに縫っときますから」
とかさくっと言ってたような気がしたがそういうことも特になく、
繋いだ神経にテンションかけないようにギプスで固定して、
そして3/7(金)に退院。
「ものすごく太くて立派な神経でした」とのこと。

確かに術中の写真を見ると、解剖図に描いてあるのよりずっと太く見える。
手先の器用さとかとなにか関係があるのかしらん?

元のカッターの傷だけだと神経の断面しか現れないので、
縫合のために1cmぐらいずつ上下に開いたから、術後は11針に増えた。

_MG_5070.jpg


それと一応記録として術中の写真をリンクしておく。
【※けど苦手な人は見ないようにね。】

これが縫合前。
2箇所つまんであるのが切れた神経の両端。

こっちが縫合後。
細〜い黒い糸で繋がれてるのがなんとかわかるね。



そして手術からちょうど2週間の今日、3/20(木)に抜糸。
一応傷は塞がってるけど、もうしばらくガーゼぐらいで覆っといたほうがいいのかな?
まあとりあえずあとは神経が繋がるのを待ってればいいんだろう、たぶん。

こんなことをしてる間にひとつ年を取っていた。

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  • 2018/02/23 14:44
Re: こんにちわ
> みぃさま

術後だいたい1ヶ月ぐらいでぼんやりと感覚が戻ってきました。さらにそれから1、2ヶ月で徐々に敏感になっていく感じです。触覚の試験器具で「通常レベル」と診断されたのが術後2ヶ月ぐらい、指先での細かい作業が元のようにできると感じるのが3、4ヶ月ぐらいでしょうか。あとぼくの場合は今でも若干(普段は気にならない程度ですが)痺れが残ってるんですが、それはもうしょうがないらしく。なので「完治」がいつかってのは今ひとつお答えしづらいです。

お大事に。
  • 2018/02/23 17:10
  • Dii/崎山徹
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  • 2018/02/23 20:25
Re: ありがとうございます
> みぃさま
切った1、2日はなんか手のひら全体がズキズキしててよくわからなかったのが、収まってきたときに「あ、この部分の感覚がない」ってわかりましたね。麻痺の範囲は、人差し指の第2関節より先の親指側半分で、手のひら側も甲側もちょうど中心から半分がそうなってるのがはっきりわかりました。
痺れは、縫合部分は切った直後から術後ずっと、随分弱くなりましたが今も残ってます。麻痺部分については感覚が戻ってくるのと一緒に加わってきました。足が痺れたときに触るとジンジンするあの感じの弱いやつです。というかそのジンジンすることで感覚が戻ってきたのがわかると言ったほうがいいかな。
  • 2018/02/24 21:34
  • Dii/崎山徹
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  • 2018/02/25 08:33
Re: なるほど
> みぃさま
その感じだとぼくのように神経が完全に切れたのではなくて、神経の束の一部、甲側に繋がる方だけが損傷したということでしょうね。であれば神経縫合はしなくても繋がることは繋がるはずで、4ヶ月だし、つついたり温度がわかるのであればほとんど繋がってるのではないでしょうか。「麻酔かけた感じ」というのはたぶん、痺れによってその感覚が邪魔されてる状態なのだと思います。
で、痺れや響く感じがどの程度残るかは神経自体の損傷の程度によるのだと思いますが、一度傷ついた神経細胞ですので完全にクリアにはならないとこちらの医者からは説明されました。しかもぼくの場合は一度完全に切れてるのでですね。

治る順番は根元から徐々にです。これはぼくのように一度完全に切れた細胞が切断部から新たに伸びていく場合ですね。そうでない場合はたぶん違うんだろうなと思いますが。
  • 2018/02/26 17:38
  • Dii/崎山徹
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  • 2018/02/26 19:53
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